入会林野整備事業

 当地域には堀越山と言う入会林野があります。古来よりこの堀越山の恩恵を受け生活してきました。更に言えば堀越山のお陰で、関係集落が存続してきたといっても過言ではありません。第1に稲作に必要な水は堀越山からの水であり、これがなければ稲作が出来ませんでした。 第2に燃料ですが、堀越山の柴木などがそれにあたり、炊事、暖を取るためには欠かせません。
 このように地域にとって生命線だった堀越山ですが、時代が変わり農業用水は一級河川阿賀野川から引き込み、水道が整備され、燃料は石油にかわり堀越山への依存度は大きく低下しました。
 昭和40年~50年代には山を有効利用するため約40haの山林に杉を植林して現在に至るまで毎年のように杉の世話をしています。
 この度、この堀越山の所有権を整理するため、生産森林組合を設立し、入会林野近代化法による入会林野整備事業を実施して登記上共有名義であった所有権を生産森林組合に移しました。
 ここに至るまでには長い年月と新潟県、阿賀野市、組合員他多くの皆様からご尽力とご協力をいただきました。この取組に関わっていただきました方々に感謝の意を表するとともに今後同様の方法で権利整理を目指す方々のヒントとなるように備忘録的に整理しました。
 この取組に関わって下さいました皆様、大変ありがとうございました。

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